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第38回宇部日報社旗争奪少年野球大会|一回戦|VS藤山クラブ|原タイガース.net

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第38回宇部日報社旗争奪少年野球大会|一回戦|VS藤山クラブ|原タイガース.net

この宇部日報社旗大会を迎えるといよいよシーズンの終わりを感じさせ
られる時期となります。

6年生にとってはいよいよ集大成の時!・・・と言いたいところですが
まだまだ皆が納得できる試合を実現できていないのが現状。
残りの大会数を考えると、ここでグッ!と前進できる試合を見せて欲しいと願います。

相手は強豪の藤山クラブ。最後まで喰らいついて欲しいですね。

宇部日報社旗スコア

宇部日報社旗スコア

前大会の読売新聞社旗争奪大会からあまり詰めた練習が出来ていません。
前日も運動会前のためグラウンドが使えず、雑草生い茂るグラウンドで気休め程度の練習。
不安が募りますが、もうシーズンも後半。少しは体が覚えているであろうと前向きに考えます。

前日、バッテリーとは少し打ち合わせ。
最近、前半戦のような緩急、と言うよりも焦りが大きいのか元々ない力で押そうとするあまり
コントロールが効かず、打者と勝負する前にバッテリーエラーで進塁や失点を許す場面が多く
なっていました。

スピードがない分、内、外のコントロールだけでは抑えきれません。ましてそれほど狙ったところへ
来るタイプではありません。そこで「前、後」を意識することを説明しました。
「速い」「遅い」は対応できますが、「速”過ぎる”」「遅”過ぎる”」スピードは打ち辛い。
「内、外」に加えて「前、後」の空間が使えれば、多少コントロールがぶれて真ん中に入っても
打ち取れる可能性があります。

力投するこうへい君

力投するこうへい君

力で圧倒出来ませんが、打者との間合いを図りながら投球できれば、こうへい君の様な打ちごろの
ボールでも「速い」と錯覚させることは出来ます。大事なことは打者に対する「観察力」。

そして打者との駆け引きを「楽しむ」。

守備が脆弱なだけに「打たれたくない」と力み、自分を追い込んでしまいピッチングが「楽しくない」
ものになってしまっていましたから、少しは楽しめるようにしてあげたかったのもあります。
ちょっと前段が長くなりましたが、それを視点に置きながら試合を振り返ってみたいと思います。

初回、先頭打者に対しますがいきなりセーフティーバントをしかけられます。
しかも投捕間に絶妙なバント。
これを少し出足が遅れ、慌てたキャッチャーのさくや君が二人分ぐらい上空にスカしてしまいます。

ちょっと様子を見たかったこちらの甘えを見事に突いた絶妙なバントです。
「やるなぁ」としか言いようがありません。これで緩急を使う余裕がなくなったこうへい君は、
3番打者に対し甘く入ったボールをレフトに叩かれ早くも失点します。

そしてこの後、得意の牽制球で1塁ランナーを飛び出させますが、お約束のようにそのまま2塁に
進塁させてしまいます。

ほぼ毎試合、牽制球でランナーの逆をついていますが、ほとんどアウトに出来ていません。
元の塁に戻すならまだしも、そのまま進塁させてしまうので非常にもったいない。
次回までに対策と練習をやることとしましょう。

このままズルズルいってしまいそうな状況ですが、ここは何とか踏ん張ってくれました。

守備に向かう準備をする原タイガースの選手達

守備に向かう準備をする原タイガースの選手達

2回の裏、この試合のターニングポイントがやってきます

先頭は4番目の打者こうへい君。前回課題であった打席での工夫が見られ、相手投手を揺さぶりながら四球を選びます。
ノーアウトで出るランナーとしては最高のランナーが出塁してくれました。2塁に盗塁を決め、5番打者
のかずき君へはここから全球バントのサイン。しかしここで相手投手が落ち着かなくなり、
カウント3ボールになります。

それでもバント。徹底してバント。タイガースをジャイアンツに変えてもバント。監督のサインには1mmの迷いもありません。

しかし、ノースリーからの4球目、こうへい君が2塁からスタートを切ります。

・・・結果は3塁タッチアウト。

おそらく誰も予想していなかったし、スタートは良かった。積極的な走塁はむしろ原タイガースでは当然のことです。
ただし、この場面では100%成功しなければならない場面。そのリスクを負わず監督はバントを選択しました。
例え得点出来なかったとしても、プレッシャーがかかる状況を作れるチームだということを
相手にも自分達にも伝わることが大事だったのです。

しかし、ベンチから明確に「行くな」という指示を出さなかったこちらのミスでもあります。
彼は走塁に少なからず自身のある選手。この状況を予測出来なければなりません。
しかもアイコンタクトで通じる選手なのですから。

その裏3回のオモテ。またも「チャンスの後にピンチあり」です。

難なく2アウトを獲り打者は3番の強打者。しかし、この回は緩急が上手に使え追い込んでファーストフライ。「よし!」

颯爽と落下点に入ったファーストのひょうご君は「オッケ~~イ!」とその胸に飛び込みたくなるほど
大きく両手を広げ捕球態勢に入ります。・・・・あれ!?・・・あれれ!?・・あれ~~~!?っと
イナバウアー状態でスルー(泣)。野球の神様に「そうは問屋がおろしません」と言われているようです。

そして、次の4番打者にものの見事に左中間を抜かれ2アウトからよもやの2失点。これが「野球の怖さ」ですね。

4回の裏、ここまで自らチャンスを潰し少ないチャンスをものにされ、産卵の為激流をさかのぼる鮭の
ような苦しい状態ですが、どこかで一瞬流れが鎮まるのを待つしかない中で、ついに再びチャンスが訪れます。

先頭の2番打者から2者連続四球の後、相手投手のボークで進塁し、ノーアウト2,3塁のビックチャンス!

アタックチャ~~ンス!(これはいらない)

ここで登場するのは4番目の打者でキャプテンこうへい君。3点差の為、ここはヒッティングを選択します。
そして、フルスイングで捕えた打球は前進守備の1,2塁間を申し訳なさそうに、お辞儀をしながら
ボテボテと転がって抜けていきます!

いい~んです!!ボテボテでもいい~~んです!!これで1点。尚も2,3塁のチャンス!

アタックチャ~~ンス!(しつこい)

次打者へのサインはスクイズを選択します。2塁ランナーはこうへい君。もし、内野でゴチャゴチャっと
なれば2ランスクイズも可能な場面。いや、むしろそれを狙う場面です。

5番かずき君は見事にスクイズを決めてくれ3塁ランナーはホームイン。そして2塁からこうへい君も
突っ込んで来ています。

・・・・しかし、ホームはタッチアウト。さすがに一分のミスもなく処理をしてきました。これは仕方ない。

この試合、原タイガースが相手の藤山クラブを土俵際まで追い込むにはこの回に追い越さなければなりませんでした。
しかし、さすが6年生主体のチームです。勝負どころでキッチリとした守備をして食い止められました。

この後、余裕が出てきた相手打者に緩急の「緩」に付いて来られ5回に一挙5点を失います。
その裏、2点を返しますが点差が開きすぎました・・・万事休す。

最終的に4-8で敗れはしましたが、今シーズンの試合の中で初めて「原タイガースらしい」と言うか
「これが原タイガース」と言う野球(攻撃面)の一端が見られました。

そういう意味では暗闇の中に小さな光が見えた気がします。(勘違いじゃありませんように・・・笑)

監督の話に真剣な眼差しで聞く選手達

監督の話に真剣な眼差しで聞く選手達

次戦はUPR社旗争奪大会でこれまた強豪の厚南クラブさん。

今回出来たことをまた再確認して、良い試合が出来るようがんばります♪
みなさん応援よろしくお願いいたします。

宇部日報社旗争奪大会のフォトギャラリーもどうぞ♪


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宇部市少年野球協議会所属
原タイガース オフィシャルブログ
URL:http://www.haratigers.net/blog/

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