第31回読売新聞西部本社旗争奪 宇部市少年野球大会|一回戦|厚東クラブ|原タイガース.net
山口県知事杯予選を兼ねたこの大会。
前半戦で県大会への出場チームが出揃い、この大会は全チームで一発勝
負のトーナメントを戦います。
春先とは違い、試合をこなし、厳しい暑さの中で練習を重ねてきた各チー
ムはそれぞれに成長し、どのチームも少なからず向上してきた中での
大会です。
原タイガースもこれまで経験してきたことがどれくらい出せるのか…
成長を実感したいところです。
対戦相手は厚東クラブさん。
夏休みに開催された市子連球技大会でのソフトボールで対戦し、接戦で負けているらしい。
その試合ではおそらく両チームとも野球部の選手たちがメンバーとして出ているはずなので、
選手どうしでは何となく互いの力量がわかってるのかなぁ・・・
なんてちょっと高度な期待をしようとした自分を抑えつつ試合に臨みます(笑)
互いのチーム事情からすると、点の取り合いと言うより少ないチャンスで地味に点を奪うか、守りで
ミスから与えた点の数によって試合が決しそうです。←こちらは異常なし
初回、原タイガースの攻撃は無得点に終わりその裏、先頭打者の出塁を許します。
毎試合のことですが、なかなか回の先頭をとることが出来ません。
1アウトから3番打者がライトへフライを打ち上げますが、その打球を完全に見失ってしまいます。
立ち上がりに出鼻をくじく早々の失点。
「1点ならば何とかなるかな・・・」と思う反面、このままで済まないのが原タイガース。
この後、追いかけながら我慢できるかが試合を左右します。
攻撃では初回、2回と三者凡退でしたが3回、1アウトから”意外性の男”ひょうご君がヒットで出塁します。
大上段から構えるスーパーダウンスイングですが、何故か試合になるとヒットが出ます。
そして、塁に出れば味方をも欺く忍者スチールで相手守備を混乱に陥れてくれます♪
なんだかんだで3塁に到達し、ベンチも「さあ・・・どうする!?」と思案していたところ・・・
2アウトで3塁手がベースから離れて守っていたところへ相手投手が何故か牽制球を投げてしまい
3塁手もビックリ、こちらもビックリで「ボーク」の宣告。
労せずして同点に追いついてしまいました。
続く4回、相手守備のエラーで2塁へ出塁したランナーをバントで送り、またもやチャンスを作りますが
ここは内野フライでチャンスをつぶしてしまいます。
展開的に2,3点の勝負が予想されるこの試合。原タイガースの脆弱な得点能力からして常に先行
した状態で相手の焦りを誘いたいところです。
そう「まさか原タイガースに!?」という動揺を与えたいのです(笑)
そして毎度おなじみ「チャンスの後にピンチあり!」です。
チャンスを潰した後は必ず状況に合わせて注意を与えますが、総じて自らピンチを作り簡単に点を与えてしまいます。
この回、1アウトからエラーで出塁したランナーをバッテリーエラーで3塁まで進められ嫌~~な形で
ピンチを迎えます。
「さて、どこで動いてくるか」と相手ベンチを観察しますが特に動きはありません。
投手のこうへい君は3塁ランナーの様子を確認しながらモーションをし始めたところ、3塁ランナーが
スタート!
しかし、投球がワンバウンドとなり捕手のさくや君は捕球出来ず前にこぼしています。
それを見たランナーは勢いそのままにホームへ突っ込んできています!
一瞬ボールを見失いましたが、バタバタしながらボールを掴みギリギリでタッチ!!
したのですがグローブに入っているはずのボールは右手に・・・判定するまでもなくセーフですね(笑)
なんだかスッキリしない点を与えてしまいましたが、良いほうに転がっていればたまたまとは言え
チャンスをつぶす大きなプレーだったのですが・・・
はい、「たら」「れば」はいけませんね。
5回の守備では、先頭打者に四球。1塁への牽制球でランナーを挟むも2塁に進塁を許し、内野ゴロの間に3塁へ。
またも1アウト3塁のピンチ。
ここはもう点を与えることは出来ません。リスクを負ってでも守りきる必要がある場面です。
捕手のさくや君にサインを送りたいところ・・・ですがさくや君はチラ見もなくまったく無視です。
「オイ、さくや」「さくや!」「さ~くや!!」と三回目でようやく溢れる想いが通じました(笑)
いつもランナーが3塁にいる時には「ベンチを見ろ」と言っていますが、まだ片思いは続きそうです。
初球、「外せ」のサインを送りますが、ここは見事にハマり3塁ランナーをアウトにすることが出来ました。
実は、3回の場面では3塁ランナーのサイン違いとワイルドピッチが重なったように見えましたが、
バッターがバントの構えをしたのを見ていたのです。おそらくバッターがやり切れなかっただけ。
なのでここも「初球」の確率が高いと踏んでいました。
たまたま成功したにすぎませんが、選手達にもこういう駆け引きを自分達の感性で出来るようになって欲しい。
1点差で回も終盤。試合展開を考えると絶対に守りたい場面。これぞ野球の醍醐味じゃないですか。
自分達でやった結果に対して、問いかけをし、また考える。そうして成長していって欲しいのですが、
まだまだベンチを見る余裕がないのか、考えてないのか・・・もったいない。
6回にも同じ場面を迎えてまたもウエストが成功しますが、今度は3塁ランナーをアウトに出来ず
その後ワイルドピッチで3点目を失います。
攻撃では、5回から3イニング三者凡退と成す術がありませんでした。
ただ、各打者が打席でもう少し工夫するよう促しても良いのかな?とも思いました。「考えろ」では
動けそうにないので、ほぼ答えのヒントを投げかけてみようと思います。
3点の内、2点がバッテリーエラーによるもの。さすがに気負ってるのかなぁ・・・
そりゃそうだろなと思うものの、この逆境をたくましく乗り越えてこそ心の成長がより大きくなる
のだと思っています。
最後まで足掻いてもがいて這いつくばって二人がうれし涙を流せるように、頑張りたいと思います。
さあ!次、次!!!
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宇部市少年野球協議会所属
原タイガース オフィシャルブログ
URL:http://www.haratigers.net/blog/