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大林杯開会式-入場行進

大林スポーツ社旗争奪大会|二回戦|VS 新川クラブ|原タイガース.net

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大林スポーツ社旗争奪大会|二回戦|VS 新川クラブ|原タイガース.net

前回大会から2週間。
初戦では、キャプテン不在もありピッチャーの乱調と守備の崩壊から
大量失点での敗戦となってしまいました。
今大会の前日練習でも、ほとんどボールが手に付かずなかなかノックが
終われない状況を見ると、今回も厳しい状況であることは変わりません。

今大会は岬クラブさんと新川クラブさんの勝者との対戦となる為
二回戦からの登場となります。


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「前回はエースがいなかった」と言う記事を書いていた為か、結構皆さんご存知で・・・(笑)
ピッチャーの晃平君には「ハードル上げてしまったかな?」とちょっと申し訳ない気持ちに
なりましたが、やはりキャプテンでもあるので”いる”のと”いない”のとでは大きな違いが
あります。そのあたりが他の選手達にも好影響となれば良いのですが・・・

対戦相手が新川クラブさんに決まり、いよいよアップとなりますがやはり心配なのはピッチャー
です。試合前ということもあり、あまり細かい事を言い過ぎるといけませんが対戦相手や、注意
するべき課題などの確認が必要です。今回は、投手の調整の仕方についても少し説明しながら
試合を振り返ってみましょう。

本来、内野手の要となるべき選手ですがチーム事情から投手を務めてもらってます。
スピードがあるわけではないので、やはりコントロールと打者との間合い、ランナーをいかに
制御するかが重要となりますね。
投球練習中にそのあたりを説明しながら、今回はここ数年、原タイガースの歴代投手が実践して
きたランナーへの牽制を伝授しました。※この秘伝はちょっと教えられません(笑)

試合前、晃平君は緊張からか?テントの隅っこで(´Д`|||)←こんな顔してじっとしています。
こういう時は、投手であれば出来るだけボールを触れせてあげる事が大事です。3試合目で待ち
時間も長かったですから不安を取り除く為にも、短い距離でゆっくりと遊び半分にキャッチボ
ールをしてあげると少しは落ち着くでしょう。
また、投手は手指の感覚がとても大事ですからボールに長く触れていることは制球するうえで
好影響となるはずです。
※あくまでも疲労させない程度に、軽い気持ちでやることが大事です。

晃平君のピッチング

晃平君のピッチング

もう一つ。試合前の投球練習に少し工夫をしています。
原タイガースでは試合前の投球練習時に、投補間の距離を16.5~17mに設定します。
※正規の距離は16m

理由は、「力みを防ぐ」事。

試合前の練習時に「距離が遠く」感じることによる「力み」を敢えて生じさせます。
しかしマウンドに上がった際に「距離が近く」感じられることで無用な力みを防止する効果が期待
出来ます。ひとつは「距離的な錯覚」による安心感と、もう一つは打者が緊張状態で打席に入る前
にフルスイングで素振りをし、敢えて100%の緊張を作り出し、それを弛緩させて打席に入ることで
力みのないスイングをしようとするあの感覚と同様です。
試合での投球は練習時よりも大きく負担がかかりますので「力みなく投げる」と言う事は、バランス
よく投げることに繋がりますので故障の抑止にも繋がります。
※あくまでも参考として捉えてください。

さて、前置きが相当長くなってしまいましたがいよいよ試合に入りたいと思います(笑)

序盤、両チームの投手は良い立ち上がりで制球もテンポも良く、なかなかチャンスを作り出せません。
原タイガースの打線ではこの投手のスピードにはついていけず、バットに当てることさえままなり
ません。逆に、守りでは打者の間合いをうまく外すピッチングで内野ゴロに打ち取り、なんとか
アウトをとっていきます。
しかし内野がゴロを捕ってファーストが捕球するまでヒヤヒヤドキドキ・・・寿命が縮みます(笑)

原タイガースの守備

原タイガースの守備

このまま後半まで0-0で行ければ・・・

そう思い始めた3回の守り、2アウト2塁という場面で打ち取ったボテボテのゴロが投手と三塁手の間に。
それまで二年生の三塁手だいき君が神懸ったようにゴロをさばいていた為か、本来投手がとれば良
いものを任せてしまい、打者を生かしてしまいます。
その時、2塁ランナーが3塁を回ったのが見えたので監督と二人で「ホーム!!!!」と連呼しました
がボールを持っただいき君はボールを持ったまま慌ててしまい、ランナーの生還を許してしまいます。
このプレー、二年生のだいき君は責められません。むしろ、よくその打球に突っ込んで来たなと感心
するほどです。元々守備が上手な投手の晃平君なら簡単に捕れる打球でしたが、一瞬エアポケット
に入ったような状態でした。

しかし、まだ1点。「1点なら後半チャンスが来る」

新川クラブの1番手投手は、前の試合で3,4回投げています。投手の「1日の投球可能回数7回」とい
うルールから必ず後半2番手以降の投手に代わります。
先発投手の出来とキャッチャーの肩を考えると、ランナーが出てもなかなかチャンスを膨らませる
ことは難しい。しかし、バッテリーが代われば・・・と考えていました。
※2番手投手の力が落ちると言う事ではなく、接戦の中で継投がいかに難しいかと言う意味です。

そして5回の攻撃、新川クラブさんが2番手投手に代えたところでチャンスが来ます。

前日、ハッピーバースデイ♪の歌をみんなに歌ってもらい最後の円陣で「明日は10点以内に抑える
ぞ!」となんとも謙虚な(笑)声出しを披露し、試合でもファーストで気合の入った守備を見せて
いた”ひょうご君”が出塁してくれます。

2塁に進んだひょうご君。ここは「セーフティーにね!」とベンチから声が飛びます。

・・・・あれ!?走った!(しかしスタートは抜群)

特攻スチールのひょうご君

特攻スチールのひょうご君

その時でした、キャッチャーから3塁への送球を三塁手が捕球できず、こぼれたボールをカバーに
来ていたレフトの選手が焦ったのか、これまた後逸してしまいひょうご君が一気にホームに帰って
来たのです。
どうやって点を獲ろうか必死に考えていましたが思わぬ形で同点となり、ベンチも大騒ぎです♪
これでまた、少し落ち着いて戦況を見ることが出来そうです。

しかし、同点に追いついた直後の6回表。
エラーで出塁を許したランナーが2塁へ盗塁を試みます。キャッチャーからの送球は少し難しいバウ
ンドに。
その送球をショートがスルー、更にカバーに入っていたセンターもスルー・・・
1塁ランナーが盗塁から一気にホームへ生還し、これまた思わぬ形で勝ち越し点を献上してしまいます。

・・・いやこれは異常なしか(笑)

最終回、打順は下位からでしたが「なんとか一人ランナーが出れば・・・」というところで、5番打者の
かずき君が四球で出塁します。そして!お約束?のノーサインで2塁へ特攻します(頼むよ・・・)
ノーアウトですのでここは「打て」の指示。次打者6番の「今日は何か持ってそうな男」ひょうご君が
フルスイングした打球は・・・・・ボテボテのサードゴロ。その打球を投手、三塁手がそれぞれお見合
いする中、そろそろとなんだか忍び足のごとく打球が転がっていき、内野安打となります。
この時、2塁ランナーのかずき君はこれまた特攻していき3塁を奪いました(ほんとは行っちゃダメよ)

さぁ!まさかまさかのノーアウト2塁、3塁という最高の舞台が整いました♪
俄然ベンチも父兄席も大盛り上がりです。

ここで相手ベンチがタイムをとりマウンドへ行った時間を利用して、監督が打者、走者を呼び作戦の
確認を行います。

ラストチャンスで作戦会議中

ラストチャンスで作戦会議中

打順は7,8,9番。
この3人でなんとか1点奪って同点に持ち込み、願わくば1番まで回したいところです。

本来は・・・当然スクイズの場面ですね。
しかし、4年生以下の選手たちにこの場面でスクイズを決める精神力や技術を求めることは酷な話です。
監督も本当は「○球目にスクイズ」と伝えに行くつもりだったようですが、選手達の顔を見て切り替
えたようです。
結果的には相手投手もしっかり踏ん張り、7番から三者連続三振で試合終了となりました。
あのシビれる場面で、しかも的が小さな選手が出てくる中きっちりストライクを投げきった新川クラ
ブの投手も立派でした。いかにも打ちそうにない(打たれてはいけない)バッターって意外と投げに
くいんですけどね。

惜しくも敗戦となりましたが、この試合では大きな収穫がありました。

ピッチャーの晃平君は無四球で一試合投げきってくれました。相手打者とコントロールや間合いで勝
負する感覚が少しつかめたのではないでしょうか。
試合前の短い時間で打ち合わせしたことをキッチリ対応するあたりは、4年生からずっとA級で経験し
てきたことと本人の能力だと思いますが、さすが野球小僧の片鱗を見せられました。
※あまり褒めるとすぐ高いところに登るので内緒ですよ 笑

守備面では21アウトの内、14個はピッチャーゴロかサードゴロ、その他三振を含めればその他の選
手にほとんど守備機会がありませんでしたが、失点した2点ともエラーが絡んでしまいました。
捕手からの2塁送球を後逸したプレーも、ボールにはアタックしています。カバーに行った際に焦
りからチャージし過ぎたことが原因です。ショート、センター両選手とも「ボールを止める」為に
どういうアクションが必要か?に至らなかったということですね。このプレーは、今後の練習で
事例として使いやすいプレーですので全員に浸透させて行きましょう。

前回はもう誰がどうと言うレベルでなくほとんどの選手がエラーをしましたので、ひとつのエラーに
対する重みが薄れてしまいましたが、今回は接戦となりひとつのミスで勝敗を分ける実感が出来たと
思います。きっと守備につくことも打席に立つことも恐かったでしょう。その意味では「勝負(しょ
うぶ)」の世界に立つことが出来たことがほんとに良い経験になったと思います。

その他も色々と課題はありますが、原タイガース全体に良い意味で「欲」が出てくればいいですね。

“一歩進んで二歩下がる”ことがないように半歩でも前へ進みたい思います。

さぁ!次の大会はuprスタジアムでの試合です♪

また「みんなを驚かせよう!!」

試合終了 ナイスゲーム!

試合終了 ナイスゲーム!

今回は写真を“原タイガースの高田順次”にお願いしたところ・・・試合前にクビになってました(笑)
ちゃんとカメラのわかるお母さんに撮影していただいたおかげで、今回は良い写真が掲載できます♪
次はuprスタジアムですし、またよろしくお願いしますね!

併せてどうぞご覧ください。2013年大林杯フォトギャラリーはこちら!

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宇部市少年野球協議会所属
原タイガース オフィシャルブログ
URL:http://www.haratigers.net/blog/

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