第2回ユーピーアール株式会社旗争奪宇部市少年野球大会

昨年から開催され始めたupr社旗争奪大会。
開会式には、主催者としてupr株式会社 酒田義矢代表取締役社長も
ご挨拶に来られ、2011年にネーミングライツ契約を締結された
「upr球場」にて盛大に開会式が行われました。

今年度としては、3日間で行われる大会では最後の大きな大会になります。

大会も残り少ない中ですが、これまでの成長を少しでも見せて欲しいと思います。

初戦は厚南クラブさん。

春先の厚南4地区練成会で対戦して以来、公式戦では初対戦となります。
これまでの大会でも安定して上位に上がってくる強豪ですが、前回少し体現することが出来た
原タイガースらしい野球で粘って粘って良い試合になればと考えていました。

この3連休、試合までの二日間は守備に重点を置いて練習をしてきました。
この時期になれば、止めるだけではダメ。イージーなフライやゴロをエラーしたり、少しファンブルした
だけで次の塁を奪われたり、得点を許してしまいます。
難しい当たりは別として獲れるアウトを確実に獲る。原タイガースが善戦するために最も大切な要素です。

当然ながら、わずか二日間で「絶壁の守備陣」が「鉄壁の守備陣」とはなりませんが、守備への意識
を高めることで「アウトへの執着心」を持ってくれたらと思います。

試合は原タイガースの先攻で始まりますが、1番、2番と連続三振。小柄ですが左投手で制球も良く
チャンスは少なそうです。3番のまなと君は四球で出塁しますが、次打者に一球も投げることなく牽制
でアウト。

この場面はとても大切な意味を持つので、書いておきます。
2アウトですが、四球で出塁した場面。次打者は4番目で左打者。投手としては「走ってくるかな？」と
とりあえずでも牽制球を投げてくるケースです。サインはなし。ベンチとしては牽制のフォームや
クイックのスピード、捕手の動作などを確認し、どの選手なら走れる？カウントで行く？バントに
する？と思案したいところです。
もちろんベンチの選手たちもそれらを確認し、次の場面に備える準備が必要です。「戻ることに意識」
を置き、しっかりリードをとる。初めて出塁したランナーとしてとても重要な役割を持っています。

しかし、一発アウト。とても基本的な牽制のフォームでしたからベンチでは3人の指導者がほぼ同時
に「バック！！」の声をかけましたが、逆を突かれてのアウト。

この後、それどころではなくなったので(笑)あまりフォーカスしませんでしたが、こういう話を
選手全員が理解できるようになって欲しいなと願っています。

そんなこんなですが序盤3回までは0-0で凌いでいきます。

投手のこうへい君は初球のストライク率も高く、緩急も上手に使ってベストピッチに近い状態。
いつもの悪い癖で投手有利のカウントにもかかわらず、力んだボールが中に入る場面もありますが
上出来です。

4回のオモテ。相手チームもここから二回り目に入ります。2番から始まるこの回がとても重要です。
言い換えればこの回を凌げば、強豪の厚南クラブさんと言えどもちょっと「嫌な感じ」がするはずで
す。逆に原タイガースは「行けるかも？」となるのです。

わかっていても、いつもここでドリフ的展開になるところですが、ピッチャーゴロ、三振と簡単に
ツーアウト。
この後、4番打者に痛烈な当たりでレフト前ヒットを打たれますがツーアウト。
サードゴロに打ち取りますが一塁手が捕球できず？1，2塁となりますがツーアウト。
そして6番打者は初球を打ち上げセカンド後方のフライとなりますが、追い付き捕球体制に入って
スリー・・・のはずが、グラブの先に当ててしまい更にカバーに入っていたライトの横をすり抜けて
行った間に2塁ランナーが一気にホームへ帰ってきます。

まさに事故多発警報発令中で検問中の目の前で玉突き事故が起こった状態です(笑)

う～～～ん・・・改めて文字にしてみると本当にもったいない失点です。
この二日間伝えてきたことはこう言う事だったのですが、まだまだ練習が足りないと言う事ですね。

とは言いながらもまだ1点。攻撃力の乏しい原タイガースですが残り3回あることを考えれば、
このまま粘って1回あるかないかのチャンスを待ちたいところです。

しかし、5回のオモテ。完全に守備が崩壊してしまいます。

1アウトの後、エラー、四球、野選、振り逃げ、エラー、間チャン、間チャンで一挙6失点。
間チャン二つも積極的に追っていればどうかと言う位置。ヒットにするには投手がかわいそうな
当たりです。
この回のアウトはピッチャーゴロ。ファーストゴロ。ピッチャーフライ・・・。

この状況で感情を露わにせず投げ続けるこうへい君にはちょっと感心しました。
当然、ふてくされるような事があれば赤鬼、青鬼、淡～いピンクの鬼達が黙ってはいませんが(笑)
ただ、周りの選手達はそれに甘えてほしくないなと思います。低学年の選手もいる中である程度の
覚悟はしていますが、そう言う問題ではないと思っています。

子供たちの限界を作ることは簡単ですが、そうすると成長はそこで止まってしまいます。
「出来るようになる」と信じて言い続けてやり続けるしかありません。

残り少ないシーズンの中で、どこまで出来るのか？考えると夜も眠れませんが←結構グッスリ
出来ることは出し惜しみせずやっていきたいと思っています。
選手達も厳しい言葉を言われ、辛いと思うこともあるでしょうが踏ん張って乗り越える力をつけて
欲しいと思います。

試合後には昔から大変お世話になってきた鵜の島スターズさんと久しぶりに練習試合を行いました。
試合内容はどうであれ、両チームの選手たち全員が参加出来、初参加の選手や1,2年生の子供
たちも初々しい姿で頑張ってくれました。

小さな子供たちが一生懸命走る姿や、守備位置で座り込んだりや守備の途中でトイレに走って
いく姿を見てなんだか少年野球の原点を見た気がしました。

また初心に帰って頑張りましょう！

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宇部市少年野球協議会所属
原タイガース　オフィシャルブログ
URL:http://www.haratigers.net/blog/